人工股関節の手術前のリハビリ、どんなメリットがある?
みなさまこんにちは。
リハビリ&リラクゼーション からだフィズです。
急に気温が下がりましたが、みなさま体調はいかがでしょうか?
少しあわただしい日々を過ごしておりまして、ブログは久しぶりの更新です。
今日は手術前のリハビリについてがテーマです。
からだフィズでは人工股関節の手術を受ける前の方に対しても運動指導を行っています。
通常みなさま手術日の直前に入院される方が多いので、手術前にリハビリを受ける方は限られているかと思います。
人工股関節置換術の前のリハビリはどんなメリットがあるのでしょうか。
①恐怖感なく動作練習ができる
手術後は当然ですが手術のキズが存在します。多少なりとも痛みはあるので、人によっては動くときに恐怖感を持つ方もいらっしゃいます。手術前にあらかじめ予習として寝返りやうつぶせなどの動作を練習しておくことで、手術後の動作時の恐怖感を減らすことができます。
②筋力アップ
手術を受ける側の足は、痛みや動きの制限によって筋力が低下していることがほとんどです。それに対して筋力トレーニングをしておくことで、手術後のリハビリをスムーズに進めていくことができます。
③姿勢の修正がしやすい
①と関連しますが、手術後はキズがありますし、手術法によっては脱臼しやすい向きがあります。手術前はそれがないので、骨盤などの位置調整がしやすいというメリットがあります。姿勢の修正がされていると筋力が発揮されやすくなり、手術後のリハビリが進みやすくなる利点があります。
④体力がキープできる
どうしても手術前は痛みが強くなったり股関節の動きが狭くなってきたりすると、動くのがおっくうになり、結果体力が低下している方もいらっしゃいます。特に②と③の結果ですが、可能な範囲で違和感や痛みの軽減を図ることで手術直前まで活動量をキープでき、体力を維持することができます。
近年は医療技術やリハビリの進歩により、入院期間は格段に短くなっています。裏を返せば病院でのリハビリ期間はとても短いので、手術後の回復を考えた場合には手術前からリハビリをしておくのはメリットがあるかもしれませんね。
手術予定がある方は、通院先の医師や理学療法士に家でできるトレーニングを聞いてみるのもいいと思います。
手術前のリハビリに関して相談できる場所がないという方はからだフィズのスタッフにご相談くださいね。
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