腰痛 こんなときは病院へ⑤

 あっという間に12月も半分が過ぎました。

 寒さが苦手な私には朝起きるのがつらいですが、みなさまはいかがでしょうか?

 寒さと眠さにあらがうのは並大抵の気力ではできません・・・。


 さて、年内には腰痛の「こんなときは病院へ」シリーズを終わらせておきたい、ということで、ようやく最後の第5弾を書きたいと思います。

 最後の項目は・・・

 

足の脱力感がある、つまづきやすい、踵歩きがしづらい


 要するに「筋力低下」が疑われるときを指します。


 つまづきやすい、踵歩きがしづらいというのは、つま先を上げる筋肉がうまく働いていない可能性があり、もっと言うと筋肉へ指令を出す神経の働きが低下していることが原因である可能性があります。

 脊髄は背骨と背骨の間から枝分かれして出ていく、という話を③でしましたが、この枝分かれした神経のどれが障害されるかで、どの筋肉の働きが低下するか決まっています。

 (つま先を上げる筋肉を支配しているのはL4(第4腰椎と第5腰椎の間から出る神経))


 また、脊髄そのものに何か原因がある場合は、足先だけではなく足全体の脱力感や歩きづらさが出ることもあります。

 

 ですから、腰痛とともに、「足に力が入りにくい」「歩いていてもしっかり地面を踏んでいる感じがしない」「つま先が上がりづらい」といった症状がある場合は、整形外科の先生にかならず相談をしてくださいね。


 それでは、みなさん風邪に気を付けてすごしてくださいね!

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