「加齢」との付き合い方
みなさまこんにちは。
リハビリ&リラクゼーション からだフィズです。
今日は、最近のお客様との会話の中で出た「加齢」についてです。
「年のせい」という言葉を聞いたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
個人的に、使い方に注意が必要な表現だと考えています。
例えばですが、
80歳の人は必ず(もしくはかなりの確率で)ヒザが痛くなる、というわけではありません。
そういう意味では、ヒザの痛みは必ずしも「年のせい」とは言えません。
しかし、20歳と80歳のからだが違う、というのは感覚的にわかると思います。
80年間積み重ねてきた生き物としての歴史が変化として80歳のからだには現れます。
それだけの年月、勉強したり作業したり、時には酷使したこともあるでしょう。
痛みはなくとも全身への小さなダメージの蓄積はあるし、
それが怪我のしやすさや、回復に時間がかかる、といったことにつながります。
いくつになってもストレッチをすると柔軟性は上がるし、筋力もあがるので身体能力は向上します。
ただし、耐えることができる最大負荷は当然20代よりずっと低いし、
関節症などがある人はその最大負荷がもう少し低くなりますし、回復に時間を要します。
だから、「加齢」自体は原因というより症状がでるひとつの要因と言えます。
痛いか、痛くないか、というだけではなくて、
どのくらい動くとどれくらい痛くなるのか、どれくらい回復に時間を要するのか、
というのは人によって異なります。
年齢を重ねるにつれ後者を意識することで自分のからだの状態を把握して、けがの予防や回復につとめながら過ごすことが「加齢とつきあう」ことだと言えると思います。
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