チューブエクササイズ:チューブの選び方②

 みなさまこんにちは。

 乃木坂/赤坂のリハビリ&リラクゼーション からだフィズです。

 乃木坂は午後から空が暗くなってきました。気温が下がっていきそうですね。

 全国的にも強い寒気の影響で日本海側は大雪との予報ですから、週末はみなさま雪には注意して過ごしてくださいね。


 さて、本日は昨日の続きを書いていきたいと思います。

 昨日はからだの部位と筋肉の大きさでチューブの強度の選び方を分けるという話をしましたが、本日はもう少し具体的なことを。

 昨日の写真の商品「Theraband(セラバンド)」を例に挙げて説明します。

(参考:強さの段階・・・弱いほうから白・黄・赤・緑・青・黒・銀・金) 


 手や腕のトレーニングの際は、白・黄・赤色といった弱い強度のチューブを選びます。

 特に、ローテーターカフと呼ばれる肩を動かす重要な筋肉(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)のトレーニングをする場合は白か黄色です。アスリートでもこの弱い強度からスタートします。

 このローテーターカフは肩の動きや安定に重要な働きをする筋肉で、五十肩や肩の脱臼後、腱板断裂の手術後など多くの肩のリハビリでこの筋肉を鍛えるためのチューブトレーニングを行います。

 ただ、この筋肉はどれも他の筋肉よりも小さいため、強すぎるチューブを選ぶと別の大きな筋肉が働いてトレーニングになりませんので、適切な負荷量を担当の理学療法士やトレーナーさんに選んでもらってくださいね。

 

 足のトレーニングに関しては比較的強いチューブが使えますので、緑・青・黒と段階的に上げていきます。

 また、もうひとつ、現在のレベルについて。

もちろん、アスリートなのか、日ごろから運動が好きなタイプか、あまり運動習慣がないのか、高齢者なのか、手術や治療後のリハビリなのか、そのどれかによって出発地点は変わります。

 足のトレーニングを例にとって説明します。

 高齢者でしたらあまり強い負荷はかけませんので、少し弱めの赤~緑。

 運動習慣がない方は緑から様子を見ます。

 日ごろから運動をする方は緑~青。

 アスリートだと青~銀。

あくまで目安ですが、足のトレーニングの場合はわたしはこれを基準にスタート地点を決めます。

 足とは言っても筋肉はたくさんあって強い筋肉と弱い筋肉が混在していますので、自分の目標を達成するにはどの筋肉をどのくらいの負荷で鍛えるべきかはきちんとチェックしてもらい、担当の方にアドバイスをもらってチューブをえらんでくださいね!

*商品によって強度と色の関係は異なるので購入するときは店員さんに確認してくださいね!

 

 ちなみに。

 100円ショップのチューブは比較的強度としては強いです。

 したがって、足のトレーニングにはいいですが、手や腕のトレーニングにはちょっと強すぎる印象があります。(ものによるでしょうが緑と青の間くらいの強度と思われます)

 ですから、足のトレーニングをしたい方は100円ショップのチューブでトライしてもいいかなと思います。

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